個展「間なるもの – 霧のあと– 」

 間なるもの −霧のあと−

会期: 2019 年 11 月 16 日(土)~12 月 14 日(土)
会場:ロンドンギャラリー白金
プレスプレビュー:2019 年 11月 16日(土)15:00~17:00
オープニングレセプション:2019 年 11 月 16 日(土)18:00~20:00

個展「間なるもの −霧のあと−」をロンドンギャラリー白金にて開催いたします。2014 年の「一草一木」から 5 年ぶりの個展となる今回は、鹿の角・骨を素材とした彫刻を展示致します。また、来年出版を予定しているコロタイプ印刷による作品集に先駆けて、額装した 1 点も展示致します。

 

雪の少ないこの一帯では 12 月から水仙が咲く。夜、澄んだ空気に漂う香りに開花を知る。4 月、花祭りの頃、寺
を囲む十数本の桜が散りはじめ、辺り一面が白く覆われる。風に乗った花弁が裏山の木立や墓石の間をいつまで
も漂う。梅雨の晴れ間、鹿が落とした角を探しに獣道を歩く。視界に白い角先が不意に飛び込む。真夏、盛りを
迎える草を刈りながら目につく草花を仕事場に持ち込む日々が続くが、暑さでどちらも手が追いつかない。秋の
彼岸、墓に多くの花束が供えられる。夕闇に金木犀が香る中、枯れ際の花の佇まいに足が止まる。
寺に留守居として住み始めて 11 年が経った。動物の角や骨が形になり始めた時期とも重なる。年に一度は同行
する猟も含め、以前は特別な事として捉えていた事も、繰り返されるサイクルの一部となりつつある。

 

 

 

 

ロンドンギャラリー白金

〒108-0072 東京都港区白金3-1-15 白金アートコンプレックス4F

電話:03-6459-3308
FAX:03-6459-3309

営業時間 11:00~18:00 日月祝休

http://www.londongallery.co.jp/

【電車】

東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪」駅、4番出口より徒歩約8分

東京メトロ日比谷線「広尾」駅、1番出口より徒歩約13分

【バス】

都営バス「光林寺前」バス停より徒歩2分

[都06] 渋谷駅発-新橋駅前行(赤羽橋駅前経由)
新橋駅発-渋谷駅前行

[品川97] 品川駅発-新宿駅西口行
新宿駅発-品川駅前行